ソウルのコシテル選択で気を付ける事。家賃相場は? | Koreaル通信(旧テソン不動産)
「ワンルームテル」「ミニワンルーム」「リビングテル」とも呼ばれます。
では一体どんな施設でしょうか。
コシテルって何?
コシテルを簡単に説明すると・・・
2,3畳ほどの広さ(狭さ?)に机、椅子、収納、ベット、トイレシャワーがぎゅっ!と詰まっている小さい小さい一人部屋。キッチン、洗濯機、玄関等は共同になる施設です。
何しろ狭い!
狭いです。本当に。部屋に1日中いると息が詰まってしまうかもしれません。
ソウルのコシテルの家賃相場
地域によって異なりますが、
- 窓ありの3畳ほどのお部屋・・・・4万5千円前後
- 窓はあるけど日差しの入らないお部屋3畳ほど・・・4万円前後
- 狭さを感じない広い部屋のコシテル(窓アリ)・・・6万から7万円
すでにこっち(韓国)住んでいるけれど、家賃のわりには部屋が広くなく、トイレシャワー共同でも良いから広い部屋に引っ越したい
という方が沢山いらっしゃいます。
大体が「狭い部屋なのに異常に高い家賃で住んでいる」状況の方が多いです。
そういう場合の大半が日本から日本円で一度に学費から住まいまで留学会社を通して支払ってしまうパターンです。
コシテルマジックに気を付けて
韓国の部屋探しをしていると、必ず目にする「コシテル」「ワンルームテル」。各物件のホームページや、日本で紹介されている写真を見ると、特殊なレンズで撮影しているからか、広く写っていて、「あ、これなら生活できる!」と思われる方が殆どかと思います。しかしそれが私の名付けた「コシテルマジック」です。
例えば下記のような写真です。
- トイレシャワーが狭い!気をつけないと身体をぶつける
- シャワーすると部屋の中が水蒸気だらけに!
- 換気しないとカビが生えやすい!
- 排水溝がほかの部屋とつながっているので臭いが上がってくる(虫も・・)
- 窓がうち窓(내창)は日差しが全く入らない↓
このような内窓のコシテルのお部屋の家賃相場は4万円(40万ウオン)以下です。もちろん部屋が広ければそれ以上になることもありますが、私の知ってる限りでは、4万円(40万ウオン)以下がほとんどです。
日差しの入る普通の窓(외창)ついている外窓のお部屋は4万円(40万オン)以上になります。平均的には4万5千円(45万ウオン)くらいです。部屋が広かったり、新築だったりすると5万円(50万ウオン)から7万円(70万ウオン)くらいになるでしょう。
写真は特殊なレンズで撮ると実際より広く見えるため、「プライベートトイレシャワーがあり、5万円以内で予算ぴったり♪」とコシテルに決めてしまいがちですが、広いと思って来て見たら牢屋みたいな狭さだったということが本当に本当にありえるので、予約をされるときは必ずコシテルの広さを確認された方が良いです。
ソウル新村、家賃5万円で実際どんな部屋に住めるの?
誰だって、部屋にプライベートのトイレシャワーがついていて、部屋が広くて・・・安いのが一番ですが、残念ながらそのような物件は60万ウオンはみないと存在しません。新村はソウル一の学生街。日本でいえば高田馬場、新宿周辺です。日本でその地域で5万円でワンルームは見つからないと思います。それと同じです。
よくソウルの超高層マンションや、オフィステルと呼ばれる分譲型ワンルームマンションは保証金1000万ウオンだしても70万ウオン超えます。ファミリータイプは保証金で1億ウオン超えです。家賃限度額50万ウオンでは夢のまた夢です。
全てを満たす物件を見つけるのであれば、家賃の条件をあげるしかありません
しかし、留学生の大半が自分でアルバイトをして溜めたお金で夢の韓国留学に来ている方たちばかり。お金を大事に使いたい。節約したいとい方たちばかりです。
やはり5万円までしか出せないという方が半数以上になります。保証金も余裕がないという方も多いです。では保証金無しで5万円で住めるお部屋とはどんなお部屋でしょうか。5万円を50万ウオンで換算します。
- 狭いコシテル
- トイレシャワーを共同使用の下宿
- シェアハウス(ルームシェア)多少保証金あり
- シェアハウス(プライベートルーム) 多少保証金あり
こんな感じでしょうか。
ライター紹介 Writer introduction
内田真知子
韓国在住14年目。ソウル新村(シンチョン)に位置する女性専用シェアハウスDODORE HOUSEを運営しています。また短期可能なコシテルや下宿やシェアハウスをご紹介しています。(ワンルーム、オフィステルは担当しておりません)